Milt “Judge” HInton(1910-2000)が本にがこのように記述があり、なんとなく気になっていたところ動画を見つけたので掲載してみました。
もう一冊の写真集ではありますがMilt Hintonのサインが入っています。
個人的にはMilt Hintonの例えば1958年のBillie HolidayのLady in satinに入っているYou’ve changedなども、やや遠目に聴こえるとても豊かなピチカートの音色もとても素晴らしく好きです。
彼女とは最後期と最初期1936年頃にも一緒に録音してるのですね。下の音源は時代的にもややスラップのような奏法の違いもあると思いますが、なんとなくやはり20年の積み重ねの音のようなことも感じました。
そういえばCD、LPなど「アルバム」という言葉は78RPM時代のいわゆるシングル数曲がセットになったものが語源なのですね。最近知りました。確かに「フォトアルバム」のようなスリーブでかわいい作りです。
If you were mineなど素敵な曲が片面1曲ずつ3枚分入っていました。できればこの曲も入ってたらよかったのですが。この曲はベーシストはMilt Hintonではなく、John Kirbyみたいですね。
弓の名手といえば、スラムスチュワートの「アルバム」もイラストが良い感じです。弓の名手といえばポールチェンバース。
そういえば随分前に、どこかの記事か本で読んだので英語な上にうろ覚えですが、そこには彼のお父さんはポールが元々音楽家になるには反対で、野球選手になってほしかったと、そして大柄な彼は大きなVWのバン(時代から考えてVW type 2かなと思いますが)を持ち上げて揺らして中のミュージシャン達をびっくりさせることができるほどの怪力だった…なんていうことが書かれていた記憶があります。
チェンバースといえば後半はガットからスチール弦に移行してますが、「スピロコア」だったみたいですね。少し前に「赤い巻き」の写真をトマスティック社に送ったら回答を頂けたので間違いないと思います。
40年代のシナトラも最近好きで聴くのですが…
Street of dreamsという曲は後に色んな方が演奏していて好きな曲です。Ahmad Jamalも演奏してますね。
声に張りのある所謂「あの」シナトラしか知らなかったのですがトロンボーンのTommy Dorsey時代のまだ駆け出しのシナトラはびっくりするほどソフトだったのですね。トロンボーンも自分の知っている音ではなくて新鮮でした。
所謂「スタンダード」の大元がフランクシナトラのケースって結構あるんですね。この曲は調べたらBing Crosbyの方が大元としては古いみたいで、1933年くらいに録音があるそう。30年代と40年代の違いって今ままで正直あまりピンとこなかったのですが、こうして聴くと随分違ってやはり70年代と80年代みたいにはっきりキャラクターがあるんだなと面白かったです。一番下に動画を貼ってみます。
下の「say it」という曲はJ.コルトレーンの演奏でとても有名だと思うのですがもドーシー&シナトラが大元(グレンミラーも同時期に録音しますが)の曲(1940)なのですね。やはりドーシー時代のシナトラ結構愛聴してたのかなと思わされました。
この盤は78rpmを見つけたので、実際フィジカルに聴いて(HMV157)みましたが、リマスターされた圧縮音源にない良さがあると思いました。
しかし初期の録音にも電気録音とアコースティック録音などの方法が大まかに分けてあるそうですが、個人的に興味深いのは圧倒的に電気を使わないアコースティック録音です。
まったく!知らないクラシックの盤それを分けてもらって出会う音楽は旅先で図らず出会う音楽に近い(しかも時代を超えて)感動がありました。
ラッパを前に演奏してレコードにそのまま刻み込む…そして電気を使わずにまた聴く。ほぼ聴覚上のタイムスリップですね。
↑Bing Crosbyバージョン。
この曲↑もBillie Holiday、Bill Evansなどたくさんの方が演奏していますね。
先日フランスから届いたシャンソンのレコードに素敵なインヴォイスが。
“sometime it’s to your advantage for people to think you’re crazy “