こんにちは。
立春の今日、近くにある梅の花がほころびはじめていました。

さて、Benito Tosello 1998の経年で気になった箇所のオープン修理のお願い、依頼をいたしまして、以前に比べさらに引き締まった音になりました。

そこで今回は、ナターレカルレッティに師事した製作家ベニートトゼッロ氏ですが、どのような流れを汲んでいるのでしょうか?下の図をご覧ください。モダンエミリアロマーニャ派(ボローニャ)の製作家系図です。Tosello氏(見にくいですが、赤くマーク箇所)から源流を辿っていくとスクールの始祖であるRafaele Fioriniに行き着くことが分かります。歴史上重要な製作家であるRaffaele Fioriniから~Carlo Carlettiに伝わり、息子のNatale Carletti〜そしてBenito Tosello氏という具合に、100年以上続いているスクールの流れを把握いただけるかと思います。

そのほかに製作したいくつかのモデル(パレスキ、ぺドラツィーニなど)の中でも、当楽器は師匠であるNatale Carlettiモデルで製作されていることから、師へのオマージュ作品と言えます。

どのような音を持っているか…ご体験いただけたら幸いです!

下の写真は、画家として活躍する一面を持つトゼッロ氏から以前いただいた作品のポストカードです。

カテゴリー: お知らせ読みもの